【新素材も自然素材の建材もカビは生えるの？】

 

創業２９年の店舗内装業者がプロとしてカビ取り・カビ対策のMIST工法のカビバスターズ代理店カビバスターズ東海を運営する株式会社東海装美のモミヤマです。

店舗内装業の東海装美。社内には内装の素材のサンプルもたくさんあります。

新素材や自然素材の多くあります。その中で、よく聞かれるのが、「新素材や自然素材の建材はカビが生えにくいのでしょうか？」

お風呂の足拭きでよく見かける「珪藻土板」やフローリングの無垢材など、安心で安全のイメージがあります。トイレなどにのエコカラットや漆喰なども除湿効果が期待され、主に住宅の水回りや玄関などに使われます。和食店舗などに使われる場合もあります。

その中でよく勘違いされるのが、除湿効果が高いからカビは生えない。床下には炭は敷いているからカビは生えないと勘違いされる場合がよくあります。

また、自然素材は防カビにしていないから、カビが発生する。とか、自然素材だからカビが発生することはない。というお話もよく聞きます。

どちらも正解ではありません。

カビ（真菌）は条件がそろえば、発育いたします。

カビ（真菌）の発育条件は、湿度７０％以上、温度２０℃～３０℃、埃や油などの栄養分、ごくわずかな酸素の４条件です。

自然素材で除湿効果があるからカビ生えないではなく、湿度を吸収して、カビが生えにくい環境にはできます。但し、自然素材の建材に埃や油、皮脂などが付着していれば、そこにはカビ（真菌）は着地して、まわりの空気が湿度７０％以上あれば十分に発育します。

自然素材の建材はカビ（真菌）が発生しにくい環境になりやすいくらいがいいかもしれません。

要するに、埃や油、皮脂などが無いように清掃することと、換気することで、自然素材は活かすことができます。

写真にある浴室から出たところにある「珪藻土マット」

確かに便利です。瞬間に水分と取ってくれます。だからと言って、カビが生えにくいわけではありません。使用する度に足の皮脂や残り洗剤などもあり、汚れは付着していきます。水分は中に吸収されるだけで、無くなるわけではありませんので、湿気は奥深くにあります。よって、珪藻土マットは、使用後は立て掛けて、乾燥させることをおススメいたします。

 

また、昨今の冬の大寒波などで、部屋中を暖めている分、部屋の隅の冷えた部分や床下の冷えた部分には結露ができます。

そこにはカビ（真菌）が着実にいます。温度が上がる３月中頃からすくすく発育して、

肉眼で見えるまでに成長してしまいます。

冬の季節の換気はなかなか気が進まないですが、定期的に換気することをおススメいたします。

自然素材や最新の防カビ新素材の建材を使用したとしても、換気をしなければ、カビ（真菌）は発生いたします。マンションをはじめ、高気密・高断熱の住宅はそのものの気密性が高く、換気しにくい環境で、カビ（真菌）が発育しやすいのです。

 

防カビの新素材の建材は防カビ機能が無いものよりはカビ（真菌）が発生しにくいです。

しかしながら、防カビ処理されている素材でも、気密性の高い下地からカビ（真菌）が発生してしまうこともあります。

カビ（真菌）は微生物です、条件さえあれば、発育して、菌糸を伸ばし、胞子を拡散していきます。

 

カビ（真菌）の発生と防ぐ物として、自然素材や新素材の建材を選ぶのではなく、

そのお部屋や使用用途、掃除方法を熟知して自然素材や新素材の建材をお選びいただくのが良いと思います。

 

カビ（真菌）を防ぐには、掃除と換気です。

カビ（真菌）は目に見えた段階で、多くの胞子があり、胞子は飛散されていきます。目に見えるカビで、５００円玉の大きさのカビ（真菌）で約５０億個の胞子があると言われています。

なので、カビ（真菌）が目に見えて、まだ小さいと思っていてもあっという間に拡がっていきます。

この冬の季節はしっかりと水分と栄養分を取り、温度が上がるタイミングをねらって発育していきます。

 

定期的な清掃と換気をこまめに行うことで、カビ（真菌）の発生は防ぐことができます。

ちょっとでも気になったら、カビバスターズ東海・東海装美にご相談くださいませ。

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